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2017.07.22

2017年07月16日(日) NIKKOらいふ 奥日光コース(2日目)

2017年7月16日(日)NIKKOらいふ 奥日光コース(2日目
 
日光移住希望者向けツアー「NIKKO らいふ」
1日目は日光の中心街、今市地区を巡りました。
今回宿泊したのは、今市駅から徒歩2分のところにある「あたみ館」さん。
古風なお宿で疲れを癒し2日目のスタートです。
今回、数ある中から選んだのは《癒す》というプラン。インストラクターの中山さんに案内してくださいました。
日光にはどんな癒しスポットがあるのか楽しみです。
 
お天気にも恵まれ向かったのは、日光の中でも神聖な場所とされている奥日光。避暑地としても有名で、標高が高いので晴れていても涼しく快適に過ごせます。
 
 
 
日光の歴史と自然を感じる
いろは坂を登り、まず初めに向かったのは『戦場ヶ原』。湖が長い年月をかけて湿原になった場所で、ここからどんどん森に変わっていくそうです。都会のビル群とは真逆の見渡す限りの草原、奥に見えるのは男体山を初めとする山々。様々な野鳥の鳴き声も聞こえてきて、無意識に深呼吸していました。秋には足元の小さな木々が紅葉して真っ赤なじゅうたんに変わるそう。またここを訪れたくなりました。
 
そろそろお腹が空いてきたな~、と次に向かったのは『三本松茶屋』さん。日光といえば湯波ということで、ゆば蕎麦をいただきました。上にのっている湯波は、しっかりと大豆の甘みを感じられて、絶品でした。
 
 
食事をしながら、勝道上人による日光開山の歴史について教えていただきました。勝道上人は、厳しい自然に阻まれながらも3度目の挑戦で
ようやく男体山を登頂。
これは今から1250年前の事で、当時の男体山は修行僧しか入ることのできない場所だったそう。日光の長い歴史が感じられますね。
 
 
奥日光の観光名所を巡る
 
様々な日光の歴史についてのお話を聞きながら次に向かったのは『湯滝』。
日光四十八滝と呼ばれるほど滝が多い日光。その中でも湯滝は日光五名瀑の一つに数えられる名所だそう。
車を降りると水が落ちる音が聞こえてきて、マイナスイオンたっぷりの、まさに癒しスポット!この日は3連休の中日ということもあり、観光客も多く訪れていました。
観瀑台に立っていると滝しぶきが飛んできます。
 
湯滝と呼ばれるだけに、温かいのか…?という謎を解くため滝つぼの方へ。
実際は冷た~い水でした。ですが実際に、この水には温泉が少し入っているそうですよ。こんな体験ができるのも自然の多い日光ならでは。童心にかえってはしゃいでしまいました!
ここではフライングフィッシングを楽しんでいる方も沢山いらっしゃいました。いろいろな楽しみ方が出来るのも魅力ですね。
 
 
日光温泉のはじまりを辿る
湯滝を後にして向かったのは日光の湯元。まずは『日光湯元ビジターセンター』で周辺の花や動物などについて学びます。
館内を一通り見た後は、こちらにお勤めの佐藤さんにお話を聞きました。ここで働いている方は現在10名ほど(季節によってアルバイトも)。毎日いろは坂を登って出勤している方がほとんどだそうです。
移住を考える上では、就業先やお仕事内容も気になりますよね。こちらでは、自然ガイドや環境維持のための清掃活動などが主。お話を通して佐藤さんの日光への思いが伝わってきました。本当に素敵なところなのですね。
 
ビジターセンターを出た後は『温泉寺』に向かいました。
日光山を開山した勝道上人が、この地で温泉を発見して薬師瑠璃光如来様をお祀りしたところだそう。
こちらでは実際に入浴することができます。全国的にも珍しいとのこと。
 
こちらは湯元。硫黄の香りが漂ってきて、一同に「温泉はいりた~い」との声が。
足元に広がる濁った水たまりのようなものはすべて温泉で、近づいてみるとブクブクと温泉が湧いているのがわかります。日光の温泉は日本で4番目に硫黄が多く含まれているそうです。
少し歩くと立派な石段があり、ここを登ると温泉神社があります。登り切ったころには息が上がってしまいましたが、振り返るとそこはまさに絶景。
青々と生い茂る木々と山々が望めます。
『湯ノ湖』を横目にまたビジターセンターへと戻ります。湯ノ湖は日光白根山からの水と湯元からの温泉が流れ込んでいます。昔は和船に乗って楽しむ人々で賑わっていたそうです。今でも湖畔にはゆったりとした空気が流れています。佐藤さんとはここでお別れ。日光温泉の始まりを知ることが出来ました!
 
その後は少し下流に向かい、先ほどの湯滝と同様、日光五名漠の一つに数えられる『竜頭の滝』へ。ここの水は湯滝からの水が流れてきているそう。同じ滝でも全く表情が違いますね。滝巡りをしながらお気に入りの滝を見つけるのも良さそう!
滝頭の滝の名前の由来は、中央の岩を頭、両脇の滝を髭に見立てると龍のように見えるからなのだとか!言われてみると龍に見えるような…?
 
中禅寺湖畔は時間がゆっくりと流れる場所
その後は『二荒山神社中宮祠』へ。中禅寺湖の湖畔にあり、駐車場からもきれいな景色が楽しめます。
奥の方へと歩みを進めると、男体山への登山口があります。入口を覗くと急な石段が。これはかなり厳しい登山の始まりになりそう。
普通に山頂を目指すと、片道3時間、往復だと6時間以上はかかるそうです。こんなお話を聞いている間にも、登山の格好をした方々が下山してきます。中には小学生くらいのお子さんも!これはいつか挑戦してみたいですね!一緒に参加した皆さんも興味津々でした。
 
 
 
こちらは男体山登拝番付。中には1日で5往復という強者も。
 
二荒山神社中宮祠から少し歩くと『中禅寺湖畔ボートハウス』が見えてきます。ここ奥日光は国際避暑地として栄えた歴史があるそう。ボートハウスは昭和20年代の水辺リゾート施設として建設された建物を復元した場所です。
太陽の光が水に反射してとても綺麗。建物の中には魚の剥製展示コーナーがありました。夏~秋の初めはヒメマスがとてもおいしい時期。塩焼きにするのがおススメだそうですよ。美味しい食べ物が豊富なのも日光の魅力ですね。
 
2日目の今日は奥日光の観光名所をあますことなく巡ったところで、宿泊先へと向かいます。本日泊まるのは『日光アストリアホテル』さん。
日光湯元のお湯を引いている源泉かけ流し。露天風呂も楽しめて、最高の温泉でした。
 
ですが今日はまだまだ終わりません。夕食をいただいた後はなんと、星空を見に『ナイトツアー』へ!星空以外のもお楽しみがあるとのことで、わくわくしながら夜の日光へ出発です。
夜は街灯もなく真っ暗。「都会ではこんなに暗いことがないから新鮮だね」と皆さんお話していました。向かったのは『小田代ヶ原』。面積は戦場ヶ原の4分の1程度の湿地です。道中、インストラクターの中山さんがおもむろに取り出したのは懐中電灯!これを使って野生動物を探します。
 
しばらく車を走らせると、ライトに反射する目が2つ。なんと野生のシカがいました!一同大興奮。白い斑点模様でとても可愛かったです。その後も親子らしき3匹のシカを計7匹ほど発見。これだけ豊富な自然があれば、動物も沢山いるはずですよね。このあたりだと、シカ・タヌキ・キツネ・リス・イノシシ・ムササビ・モモンガなどがいるそうです。
目的地の小田代ヶ原に到着してからは歩いて中心地まで進みます。初めは暗さに馴れず全然周りが見えませんでしたが、だんだん見えるようになってきます。普段は出来ないような体験をして、皆さん感動していました。今回はいらっしゃいませんでしたが、これはお子さんも喜びそう。
出発したときは、曇り空で星が見えるか不安でしたが、ちょうど雲が切れてみる事が出来ました。童心に返り日光の自然を満喫しました。
 
☆今回訪れた場所☆
・三本松茶屋
・日光湯元ビジターセンター
・温泉寺
・日光二荒山神社
 
 

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