2018.02.07
2018年2月4日(日)益子民藝「登り窯がつなぐ 窯焚き」知る/食のツアー
2018年2月4日(日)
益子民藝「登り窯がつなぐ 窯焚き」知る/食のツアー
益子民藝の歴史を語る。益子参考館で3年ぶりに登り窯の窯焚きが行われました。
40年間使われていなかった登り窯が震災で倒壊し、修復したことから実際に窯焚きを行おうと。3年前に「濱田庄司登り窯復活プロジェクト」が作られました。
1回目実施した後、2回目を望む声も多く、今回の2回目を開催することになりました。
ろまんちっく村を出発して最初に向かったのは
『益子陶芸美術館』
今回は、益子のことをより深く知って頂くため『道の駅ましこ』駅長の神田さんから、地元のお話やプロジェクトの話を教えていただきます。美術館は、学芸員さんの案内のもと美術館の見学スタート。
今期間のテーマは
「青の時代 現代日本の青磁」
陶芸のルーツに、様々な作家の陶芸品、世界各国の作品があり、
どれも興味深く、見入っていました。
美術館の敷地には、旧濱田庄司邸があり、これは実際に濱田庄司さんが住んでいた茅葺の邸宅を移築し公開しています。益子町文化財となっています。
移築してから50年ぶりに茅葺を取り替えたそうで、タイミングよく先週、工事が終わったばかりでした。「こんなに綺麗な茅葺き屋根をみたことがない!」何層にも重なる美しい茅葺き屋根を見ることが出来ました。
カナダ出身の参加者の方も、この美しさに驚いていました。
住宅内は、昔ながらの日本を感じる「いろり」「織物機」
「登り窯」もあります。
濱田さん宅の窯で、この窯でも約3,000個焼くことが出来、
一回の窯焚きで使用する薪代だけで100万円程かかるそう。
これから観に行く登り窯はこの倍はあるのです。
益子陶芸美術館をあとにし、次に向かったのは『道の駅 ましこ』
ランチと益子の美味しいものをいただきます♪
ランチはこちら
大根のてんぷらに、人参のフライ
など、野菜中心の美味しいお料理。
箸置きはなんと、登り窯の形をしていました!!
こういった小さな心遣いが嬉しいですね。
ランチと一緒に道の駅ましこで販売されている
美味しいものの試食も行いました。
・人気のかきもち(豆もちを揚げたもの)
・100種類あるドレッシングの中でも人気「なんでもいい醤」
・詰合せプレゼントで人気な「ナス、大根、人参のピクルス」
・まろやかな味わい 「とろたまディップ」
・また買いたくなる味わい「ねはるの干し芋」
みなさん、気に入った商品を購入される方もいらっしゃいました♫
ましこの味覚を堪能したあとは、今回のツアーのメインへ。
登り窯の見学に行きます。
『益子参考館』に到着
濱田庄司さんのお孫さん「濱田さん」が今回特別にご案内をしてくださいました!!
~濱田庄司さんの生い立ちの映像~
益子の土、益子の伝統的なものを使用する濱田庄司さん。
イギリスでは、濱田さんに憧れる方が多くいるそうです。
沖縄のやちむんを伝えたのも濱田庄司さんです。
多くの展示品、一つ一つを、解説いただきながら鑑賞していきます。
ろくろの前へ、実際に座って頂くと陶芸の深さが伝わってきます。
通常時期には見られない、いろりも作られていました。
大きな迫力のある登り窯へ
それぞれの作家さんが窯に作品を入れいくのですが
登り窯へ入れる位置によって焼く温度が違うそうです。
作家さんが1月末から自分の決められた位置に作品を入れていくみ区割表。
登り窯への薪入れを体験させて頂きました。
燃え盛る炎に、恐る恐る近づいていき
薪を入れることができました♪
炎の中をよく見てみると中には・・・鬼怒川温泉で有名な形が見えます。
登り窯を見学しながら、益子オリジナルブレンドのコーヒーや地酒、お茶菓子をいただきました。
横から見てみると本当に迫力がありますね!
一日を通して、益子の歴史や登り窯について、詳しく聞くことができ、間近で体感できました。益子焼や登り窯の奥の深さの魅力はまだまだ伝えきれない程あるのでは・・・と思いながら
夜の登り窯を見に行きます! 宇都宮へ宿泊する方や、明日の昼間は、益子でのんびりする方、色んな楽しみ方がありますね!
最後に、濱田夫妻と一緒に『益子参考館』前で写真を撮りました!
※今回、訪れた場所※
〇益子陶芸美術館
〇道の駅ましこ
〇益子参考館
〇濱田庄司登り窯復活プロジェクトvol.2